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2009.08.03
食べることと食べないこと

われわれは食べることそのこと自体にもエネルギーがいる。ビタミンやミネラルを摂取するために食べるわけだが、消化することそのものの活動にビタミンやミネラルを必要としている。日本は戦後食生活が欧米化してしまったため、日本人が本来体質的に備えている消化酵素などの働きとミスマッチが起こり、食べることで疲れてしまっているのが現状。
われわれの身体は精妙で、車にガソリンを入れるモデルで「食」を理解してはいけない。食べないことで、回復する体力もあるし、朝ご飯の是非も各々の体質に合わせて鑑みることが大事で、一律に朝ご飯は抜くなとかいう「神話」をつくってはいけない。睡眠にしても、多くとることで体力が回復する人もいれば、多く寝るとかえって疲労する人がいる。一律に断じえない。
肝臓を休めるために酒を飲まない日をつくる人がいるが、同様に野菜ジュースだけですますようなプチ断食の日を週一でもつこともいい。
別に自分は健康の専門化ではないが、身体はわれわれに残された数少ない自然のひとつとして思考している。
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