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2009.07.23
深き呼吸に、夏の始まり

朝、玄関を出ると涼風が吹いて気持ちが良かった。気分までさわやかになる。このまま、どこまでも歩いても疲れないのではないのかと思うほど、気持ちよかった。こんな気候では苦い表情はできない。自然と深く息をしている。
このさわやかさというのは「自足」するということ。他になにも要らないということ。生きることは欲にまみれることだが、本当に必要なものは少ない。われわれは常に追い立てられ、刺激され続け、情報に興奮させられている。いつも自足していることができたら、いつもさわやかだろう。
ホッと息を抜き、肩の力を抜き、深く息をする。世界はのびのびとしている。しかし、あたりを見回せばそんなことをウリにした商品ばかりが増えてしまっている。この宿痾。
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