fc2ブログ
kuwareta

急な雨上がりには、地上の水分が一気に水蒸気となって大気に拡散されてゆく、息苦しささえ感ずるむせあがり、梅雨の晴れ間の太陽光はもう夏のそれで、すでに蝉もわしわしと鳴いている。こんな時、畑の作物は一気にグンと成長するのを感じる。
畑にはいろんな生き物がやってくる。住みついているものもいようが、多くは来てまた去っていく。大きいものから雀、アゲハ蝶やモンシロ蝶、シジミ蝶、カマキリ、バッタ、シデムシ、コバエ、アリ、土の中にはカナブンの幼虫もいた。

茄子がカラスに食いちぎられていた。現場を目撃したわけではないが、この食べ方はカラスだと直観する。畑の中にいると、いろんなことを直観する。自分がそれだけ空(から)になり、直観の立ち寄る空き箱になっているのだろう。
食べ頃のタイミングで動物たちは、野菜を荒らしていくが、ゴミになって捨てられるよりも余程いいとも思う。これで飯を食っているわけではないので、気楽な意見だろうが。食われた茄子の残骸にアリが群がり、自然の掃除をしていた。赤峰勝人氏がこの世界で循環していないものは全て毒というようなことを言っていたのを思い出した。ゴミになるものはひとつもない。世を見渡せば、循環していないものだらけだ。
Secret

TrackBackURL
→http://1000plateaux.blog40.fc2.com/tb.php/78-7bd5c1ca