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2009.07.11
夏の熊野

紀伊民報のニュースで那智御瀧の大しめ縄を新しく張り換える神事がでていた。
僕が以前宿泊した勝浦のサンかつうらは那智湾から山あいのかなたに白い一条の那智の滝が幽かに見えて、ほんとにヤバイものを見たような衝撃と感動を覚えた記憶がある。
ヤタガラスに導かれた神武天皇と同じもの見たのだろうか。伊勢も含めてこの熊野エリアは濃すぎて、何度でも訪れないといけない地。それは九州のようなおおらかさ、緩さとは違う風土がある。中上健次は木を切れば血が吹き出る土地だと語っていた。
瀧の流れを見ると龍が昇っているように見えた。この瀧の背景となっている森は確か神域で禁足地のはずだが、南方熊楠が歩いて菌糸類を採取したこの森を歩いてみたい。
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