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2014.05.05
Lights

拡散してほしい写真みたいだから、のっけてみた。
このブログじゃ拡散もしないが。笑
空が青い。
善も悪も、じつは、ない。
なによりも充実しているのは、その青さ、そして映える血の赤。
ただ、それだけ。
たしかに悲しい。そして痛ましい。酷いことだし、なんとかせねばと思う。
でも象は象。人は人。空は空。
相対して虚無になるでもなく、充実しきっている。
なんにもいらない。なんにもしなくていい。
今日、夜、ホームレスの人に毛布を配りに行こうか。
ホームレスの人はいない。
じつは愛は対象がない。それじたいで自足している。
施しが可能になるのは、その地点で。
振り上げられる斧はあたたかくもつめたくもない。どちらかであってほしい。
「かく熱きにもあらず、冷かにもあらず、ただ微温(ぬる)きが故に、
我なんぢを我が口より吐き出(いだ)さん」ヨハネ黙示録第三章十五節
おまえは生ぬるいんだよ、吐き気がするんだよと言っているのである。
「夜羽(ヨハネ)あなたどこに行くのです」ヨハネがすき 大島弓子
小島信夫の『殉教』をこの連休中に読めた。
映画の骨になりそうな予感。
この予感というのが創作において、暗い迷路の小さな灯火になるのだなあ。
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