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2009.06.28
完璧なタイミングで、人は生き残る

フィリピンに長期滞在している友人が乗る予定だった船。なぜかチケットの手違いからそれに乗ることができなかったが、その船はその後沈没したという。乗客はほとんど死亡したそうだ。
人間の生き死には、常に紙(チケット)一重。
生き死にだけでなく、なにか少しタイミングが違えば、その後の歩みが大きく変わる。
正しいか正しくないかも、しばらく経ってみないと分からないし、正しいことばかりも選べない。でも振り返ると、そのタイミングはほとんど完璧であることに気付く。
太平洋戦争についての本を読むと、そのへん人間の宿命が浮き彫りになった話によく出会う。
どうしても乗りたかった船でまわりから村八分にあって乗れなかったが、それが後に撃沈されたとか。身を潜めていたかった洞窟から追い出されて、戻ってみたら壊滅していたとか。
気温が暑くなると、どうしても自分はあの戦争について考えてしまう。今の時期は沖縄について考えたい。
蒔いた豆がいっせいに芽吹く。早かった。葉っぱがかわいい。
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