fc2ブログ
2011.04.25
土手沿い



偉人とよばれる人たちのエピソードがいろいろあるけど、
その偉人ぶりは非常時にこそわかる。


たとえば、いま以前のように平静に本を読んだり、
映画を見たりすることはなかなか難しい。
世界をまなざす遠近法は明らかに狂い、
小さなものを大きく、大きなものを小さく認識してしまう。


上野寛永寺での大砲響く戦火のなかで、
通常通り講義をしていたという福沢諭吉の尋常ならざる狂気のような理性。
いまとなってはこのエピソードの重みもわかる。


荷風の被災時の日記が猛烈に読みたくなる。


美容師さんとの会話がどうも苦手なのだが、
やっとナチュラルに会話できる美容師さんと出会えた。
これって自分にとってはすごいことだと。


九州各地でも地震多発。もはや安全地帯はないな。


投票所から出た瞬間に誰に投票したか忘れていた。
出口で調査され一瞬あたまが真っ白に。
原発推進派のほとんどが当選して、原発反対派の票は伸びず。
多数決って、最強に不平等。
政治で人が幸せになることは永遠にない。
永遠の桜の木になるだけだろう。


原発とか津波被害に意識が向いている別のところで、
なにか途方もないものがひたひたと進んでいる感あり。
それがよきことであってほしいが。


不謹慎かもしれないが、
物への執着があきらかに薄くなった気がする。


中沢新一氏が緑の党のようなものを結成するらしい。


Come Into My World


Secret

TrackBackURL
→http://1000plateaux.blog40.fc2.com/tb.php/624-9187a677