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2011.04.14
あたたかさの記憶

今日は高山のことがなんだか気になると思ったら、
今日から春の高山祭りが開かれていた。
観光客がめっきり少ないようだ。
廃墟となった家の取り壊し。
人の住まなくなった家は朽ちるのが早いという。
生気を抜かれたように、ただよう空気がどこまでも無機質。
あたたかいものはどこにもない。
静けさはあるが、それは棄てられた後の沈黙のようで。
原発周辺の棄てられた町の状況を動画や写真で見る。
死んだ町はゾクッとするほど冷え冷えとするものがある。
生気を失った町。
放たれた犬や牛が野生の本能に目覚めている。
家や建物、町は人がそこで生きていくことで彩りが与えられるというのはどういうことなのか。
新築マンションや住宅の明るさのなかにも、底なしの無機質感を垣間みてしまうことがある。
原発の建物のなかの恐ろしく恐怖に近い寒々としたイメージとの類似。
今はなぜだか春になっている。
高山はまだ寒い夜だろう。
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