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2011.04.04
あなたが死んでも何も変わらなかった、と言わないために

日がいつのまにか長くなっている。
日の長短への気づきはいつもいつのまにかだ。
日が長くなると、なんとなく疲労度が薄いような。
疲労とは闇の中で出会うものなのか。
人生ほど、生きる疲れを癒してくれるものはない、
という不思議な言葉を思い出す。
ブルガリアヨーグルトの普通の味だけいつも品切れ。
仕方なくストロベリーとかアロエを買う。
昨日のNHK特集は途中から見たけどよかった。
原発被災地に住む作家玄侑宗久氏の特集。
地震国に住む人間としての「仮住まいの作法」を
問うていたところにぐっときた。
原発の近くに住みながらも、ここを逃げれば私の言葉はないとした玄侑氏。
死んでいった者たちに死に甲斐があるとすれば、生き残った者が変わることだと。
真ん中にいなければ語れない言葉たちがそこにはあって、
そういう言葉に飢えていたことにも気づかされた。
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