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2011.04.03
遅すぎる早すぎる

なにか重い物をもった記憶はないのだが、
目覚めたら背中の筋肉やなんかが痛くなっている。
いつのまにか何かを背負わされているのか。
でもその痛みが心地よくさえ感じられ惰眠をむさぼる休日。
なんだか京都の古寺とか行って苔を見たり、茶室に座したり、
沖縄に行って潮騒を一日中聴いていたりしたい。
昨日今日ではない時間のスケールのなかに身を置きたいのだろう。
放射性物質が中和や霧消してくれるような時間をもちたい。
プルトニウムの半減期は2万年以上だが。
非常時から平常時へはどのように移行していくのだろうか。
震災とは関係のない報道、たとえば殺人事件の記事でさえ、
なにか平常時に戻ったかのような安心感がある。
9.11の時もそうだがいきなり殺人事件の報道が減った。
単なる報道がなされてないということなのか。
非常時において殺人事件が減るというのは、
うまく説明はできないが納得できるものがある。
被災地と非被災地では状況は違うだろうけど。
うすら寒い中、お花見。
とにかく今はまだ桜がこの時期に咲くというサイクルの中にいる。
花見の儀式を淡々とこなす。
昨日と同じ態度で生きていく事が善なのか、
まったく違った生の在り方を模索していくことが善なのか、わからない。
いやそもそも善を求める事が少なくとも、いまは最優先ではないのだろう。
今後、原発問題で政府や東電等が発表する内容以外の情報を流したものには
「デマ・憶測」として警察庁は摘発するというのは本当だろうか。
これ自体が「デマ・憶測」であってほしいが。
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