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2011.03.29
明朝体で書かれた亀甲という名前の看板

うまいラーメン屋を新規に発見することの喜び。
店のたたずまいからして、これはきっとうまいラーメン屋にちがいないとふんだ。
毛布や生理用品などが公的な救援物資として認められ、被災地に送られている。
小説とか画集とか音楽が、生活必需品なみに必要な方もいるだろうけど、
これらは余計な物として後回しにされてしまうのだろうか。
自分は極度なストレスに晒された時、本と向き合ったり映画を見たりする事でかなり救われる思いをする。そんな時、「映画は人生よりも大きい」という誰かの言葉を思い出す。人生よりも大きなものに触れることで、ストレスを相対化するのだろうか。そもそも、「大きい」ってなんだろう。でも優れた作品にはその大きなものに確実に触れる感触がある。ブルックナーの音楽だけしか聴けなかった時期もあった。
動画サイトで都心の計画停電の状況を見る。
電気が落ちた暗闇の街の迫力。
闇を駆逐したいという人間の欲求の凄まじさを逆に見た気がする。
物故した中津市の作家松下竜一の『暗闇の思想を』を思い出す。
豊前の火力発電所の建設に反対し続け、暗闇に耐え冷えびえとするまで思惟し続けよと呼びかけた男。
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