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toukaido

高山の裏路地にある昭和のにおい残る呑み屋街で、明日大阪へ帰る友人とラーメンをすする。
ずっとここに座り込んでいたい程、居心地のいいラーメン屋であった。
店舗の狭さ、主人、客数、客の感じ、味、匂い、どれも過剰も欠落もなく身の程にあった
心地のいいものであった。
薄い壁を通して、隣店の語らいの声が漏れ聞こえてくる。3月のこの時期は別れの酒が多いのだろうか。そんなしみったれた情緒もここでは許されそうだ。
高山の夜の途方もない寒さが、限りなく懐かしかった。
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