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2010.09.15
“かたち“の発見

ヒグマ襲撃事件の記述をウィキで読んで寝たら、夜中にヒグマに襲われる夢を見て、思いっきり汗をかいて目が覚めた。
柳宗理のデザインしたスプーンで毎朝ヨーグルトを食べる。
見れば見るほど、使えば使うほど、そのかたちにため息が出る。
たぶん女性が眩い宝石を見てため息をもらすのと同じだろう。
そしてなぜかうまくこのかたちを記憶できない。
いつも見るたびにはじめて見たかのような驚きがある。
それは“美”が最終着地点ではない、その先にある普遍みたいな、それも新しい普遍みたいなものにこのデザインが触れているからだろう。つねに更新される伝説みたいな。
“かたち”というものは柳宗理によってはじめて発見された、と言いたくなる。
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