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2010.07.08
消失さへも

犬をかかへたわが肌には毛が無い 尾崎放哉
こうやって日々、過去に撮りためた道の写真を掲載していると、
自分の無意識的な道への関心の強さに驚かされる。
それも少しゆるやかなカーブやS字の道に強く惹かれているようだ。
たしかにそれはどれも美しい。
消失点が消失する。
それにしても人間とは道を造る動物のように思えてくる。
道のないスペースを恐れているかのごとく、余白を道で埋めるいとなみ。
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