| Home |
2010.07.05
道連れ 奇跡

道路を大きなかなり大きな亀が歩いていた。
車の通りの多い道だったので、潰されるのではないのかとひやひやした。
子どもの頃、亀をいじめた罪悪感がずっと残っているのもあって、
安全なところまで運ぼうかと思ったが、すたすたと茂みの中に逃げ込んでくれた。
詩はあなたの長い道連れ 奇跡を起こせとあなたを誘う
『天国の対話』残雪
奇跡というものは、どのようなものなのか。
(いやむしろ残雪に関してならば天国とはなにかを考えるべきかもしれない)
滅多にない事が起きてしまったことだけを奇跡と呼ぶには少々の違和感あり。
半分当たって、半分は外れている。
まだつかめてないけど、それは希望とか光とか恍惚とか、また詐欺とか笑いにも関わっているような気がする。芸人の出川氏が偶発的な出来事を自身の笑いの中に取り込んだ瞬間とか、奇跡の定義に近い。なんかすごい豊穣な世界とアクセスしたみたいな。いつも行っている銀行の受付行員の笑顔がとても素敵で勝手に癒されている。営業用のスマイルとはいえ、あそこまで充溢した笑顔はできない。ずっと見ていたい!でも銀行は3時に閉まるよ。それを知らなかった浪人生の友人は早稲田の受験料を払い損ねて1年棒に振った。これも奇跡。
| Home |