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2010.06.08
空と海/散文で

詩は舞踏で散文は歩行だという。
いいことを聞いた。
fukashi氏はつくづく歩行の人間だと思う。
空海という名前が空と海だということに改めて気づいて改めて驚愕してしまう。
スピーカーをセットしていたら、切り裂くようなマイクのハウリングの音がしてみな驚く。
ハウリングはいつも、ずっと見ていたい人生の夢を瞬間冷めさせる。
すこし絶望に似ている。
端っこが気になる。地が気になるというべきか。
テレビでリポートとかしていても、その周囲の音とか背景とか、
写真でも端っこの方とか、
このまえ中村俊輔先取が無回転フリーキックの実験をしている時の高速撮影は、
フリーキックよりもなによりも背景のビルディングが素晴らしくて息を飲んだ。
夢の世界に似たリアリティ。
私を私たらしめている諸条件のひとつの風景の感じにそれはとっても近かった。
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