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2010.05.21 煙夢
夢の記述。深夜3時ごろ
 
高校生の頃のような空気感が漂っていたからきっと高校生という設定なのだろう。でも頭の意識ではかなりもう大人の洞察力で状況を分析していた。
なんとなく気のある女生徒に呼び出されて土手のような草場で甘ったるい会話をしていてむらむらしてもいる。向こうは女生徒二人にこっちはひとりで、もうひとりの女生徒が会話の橋渡し的な役割をしていて、お互いの照れによるコミュニケーションのうまくいかなさをカバーしてくれている。会話をしているうちに途方もない至福感が込み上げてくる。こんな幸福であっていいのかと困惑しているときにその女生徒がfukashiさんの左胸に寄り添ってきて、髪の毛の匂いとか皮膚の柔らかさとか温かさがうわっと迫ってくる。でもこれからというときになぜか目が覚める。
 
目が覚めても左半身全体にその女生徒の生暖かい感触がしっかりと残っていた。
不在の在。
 
だが驚いたというか笑えたのが左半身だけ毛布を被っている状態で目が覚めたことで、その毛布のぬくみと夢の中の女生徒の人肌のぬくみがリンクしていた。寸分違いなく毛布を被っていた部分と女生徒が被いかぶさった部分が同じだった。左肩から腕、腰、もも、すね、足首と。
 
夢の物語の構成はどのようになされるのか。

夢の途中で毛布が体からずれて左半身だけ温かくなって、その刺激がストーリーに影響を及ぼしたのか。それとも体の半分だけが暖かい毛布によって全体の物語が逆算的に作られたりするのだろうか。

目が覚めた瞬間の実感としては、毛布がずれることはすごい前から決められていて、それに合わせて事前に夢がつくられ、たまたま目覚めてたまたま夢を覚えていたからその符号に気づくことができたみたいな、ちょっと不気味な夢の深淵さえ感じた。ただ忘却に流れているだけで夢と現実は完全にリンクしているのかもしれないとも思った。現実が夢に影響を与えているように見えて、実は夢のほうが現実に影響を与え翻弄しているという発想も決して馬鹿げたことではあるまい。


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