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幣立神宮参道


いろんな先入観や予備知識を抜いた状態で、事物に接することは困難ではあるものの、なるべく自分の感触とか嗅覚を信頼して人も含めて、接したいと考えている。たとえば場所の凄みとか。


日本には中央構造線と呼ばれる関東から九州まで日本列島を縦断している巨大な断層というものがあるらしい。
これは大陸側の陸地と太平洋側からやってきた陸地(島?)ががっちゃんこした際の接合面でもある。
日本には長野などにこの接合面が露頭したパズルのピースの縁のようなものを確認できる箇所がいくつかあって、それを愛でるマニアの方などいらっしゃるようですがそれはさておき、この中央構造線に沿って諏訪大社とか伊勢神宮とか高野山など聖地と呼ばれているようなディープなポイントが点々と見受けられたりもする。

こじつけかは分からないが、ぼくは聖地と大地のエネルギーは相関関係があるにちがいないと思っている。それを神と呼ぶかプラーナと呼ぶか聖地と呼ぶかは人それぞれだろうけど。今日は朝から友人とその中央構造線の西の果て、阿蘇の近くにある幣立神宮に足を伸ばしてみる。

朝早めに出発したかいもあって朝の光で充溢する清々しい境内を歩くことができた。人も多くなる前に着いた。自分には特別な霊感とかはないけれど、清められている感じがずっとして、なんでもないのに心がウキウキしていた。スキップしたくて仕方がないみたいな。巨樹たちがその存在で威圧してくるというよりも限りなく温かな感じがした。そういう巨樹は珍しい。参道の陰影も平和そのもの。ああ、ありがたい。もったいない。この大きなゆりかごの中に揺られているような感じはなんなのだろうか。いま、撮影した写真を見直していても息をのむというか、光の清浄さに気持ちがよくなる。

感謝を捧げて後にし、柳田國男で有名になった椎葉村や宮崎の巨樹探訪、西の正倉院へも出かける。夜は温泉にラーメン。充実した一日であった。すばらしい。機会を見てはアップしていきます。



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