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2010.04.04
春の祭典

ひとは死んでからも少しの間、爪や髪、髭が伸びる。
細胞にも意思というものがあるとすれば、生きるという方向はそのような一本道で、たとえ自死であれ事故死であれ、細胞はしばらくその一本道を進んでいる。
新鮮な野菜を食べたり、眠ったり、深い森で深呼吸したり、肌を合わせたり、快便したりするときの身体の快さは、理屈ではない、細胞の側のよろこびとなっている。そういったところまで届いている文章とか写真をつづれれば素晴らしい。
音楽はそういったところと簡単にダイレクトに結びつくことができるメディアで羨ましい。
ル・クルーゼの鍋を買ったら料理が楽しいものになったり、お洒落な傘を買ったら雨の日が待ち遠しくなったり、そういった触媒としてブログやツイッターといったものを捉えてみたい。
春はスプリング。
毎日が祭典だ。
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