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2010.03.21
植樹から

植樹をする。
カシとナラ。
全国各地で行われている植樹祭のようなイベントは企業の売名行為がほとんどである。
植えっぱなしなので、そこから実際育って大木になるのものは、ほとんどないかもしれない。
ただ木を植えるという行為の精神的な側面には注目しなければならない。
それは未来とか希望といった現在の生の肯定と関わる行為、もっと言えば「信じる」ということに繋がっているのではと植えながら思った。
タルコフスキーの映画「サクリファイス」では核戦争が起きた日に老教授が木を植える有名なシーンがある。
こうやって文章にしてしまうと象徴的すぎて「臭い」けど、映画ではありえないほど海辺の波しぶきが当たりそうなほど近いところに美術スタッフがこしらえたような木を植える、というか立てる感じで、その非現実的なところが素晴らしい。
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