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2009.06.04
久高島
旅行が好きで、時間とお金が許せばいろいろまわっているけど、段々海外旅行に関心がなくなっているのが不思議だ。アフリカやヒマラヤなんか行ってみたいけど、それ以上に沖縄の離島や宮本常一が踏査したような国内の僻地を歩きたい。
過去おとずれた国内の土地で、伊勢や那智、下北半島、輪島半島(日本の半島はおもしろい)など忘れがたい地は数有るけど、別格だったのは沖縄の久高島で別段なにもない小さな島なのだが、沖縄神話の生まれいづる土地だという先入観もあってか、とても不思議な島だった。
とにかく「なんにもない」のだが、老子の言うように何にもないがゆえに、何でも入る器のようでその器の人智を超えた大きさにびびっていたのかもしれない。まだスピリチャルとかいうような言葉が流行る前で、自分はダイレクトにこの久高島体験ができたのかもしれない。
後年そこが折口信夫や岡本太郎が多大な関心を寄せた民俗学的に重要な聖地であることを知ることになる。まあとにかく、久高島に限らず沖縄はわたしにとって無尽蔵の魅力あふれる土地で、おおらかな沖縄の友人も自分にない懐の深さをもっており好きなのであった。
過去おとずれた国内の土地で、伊勢や那智、下北半島、輪島半島(日本の半島はおもしろい)など忘れがたい地は数有るけど、別格だったのは沖縄の久高島で別段なにもない小さな島なのだが、沖縄神話の生まれいづる土地だという先入観もあってか、とても不思議な島だった。
とにかく「なんにもない」のだが、老子の言うように何にもないがゆえに、何でも入る器のようでその器の人智を超えた大きさにびびっていたのかもしれない。まだスピリチャルとかいうような言葉が流行る前で、自分はダイレクトにこの久高島体験ができたのかもしれない。
後年そこが折口信夫や岡本太郎が多大な関心を寄せた民俗学的に重要な聖地であることを知ることになる。まあとにかく、久高島に限らず沖縄はわたしにとって無尽蔵の魅力あふれる土地で、おおらかな沖縄の友人も自分にない懐の深さをもっており好きなのであった。
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