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車の運転というのは、生身でその人と向き合うよりもはるかにその人の性格や気質を表現する。朝はみんな苛々してるなというのは他の人の車の動きを見ると鮮明にわかる。車という機械、媒体を通すことでかえってその人間が浮き彫りになるというのはおもしろい。そこには極端な単純化が発動しているのだろう。ブログにしてもそうで、ブログというものを通すことでその人となりがとてもよくわかってしまうというか、伝わる。たまに書くのならともかく毎日書いている場合はごまかしようがなく表にあらわれてしまう。そんなところがブログのおもしろいところのひとつ。

ブログという形式が過去について綴ることを促すのか。過去について考え記述する事が自然になされる。それにくらべツイッターは「今」を記述するのに確かにふさわしい形式だ。

ブログにおいてはなぜか、自分の場合あまり未来や将来について書く気にはなれない。まあかと言ってネガティブな心持ちで書いているわけでもないけど。ニュートラルな状態だと思う。たいがいが夜書かれ、たいがい酒がはいっているけど、酩酊しているわけではないし、適度に醒めてはいる。三島か誰かが言っていた酔いつつ醒めつつの状態。あまり論を組み立てるということもしないというか疲れていてできないが、いままで届いていなかった地点まで手を伸ばせればとは思っている。

光がしんじがたいまでに全力で光であった一日。光の前に表象できなくなった事物はただただ輝きをもってきらめきに溺れていたような気がします。日本の冬は晴れ間が基本的に多いけど、今日ほど光の強度が強い日はそうそうない。会社のわたしの机の前にある大きな窓からは山の中を縫う道路が見えて、そこを車が通るたびにきらっきっらと太陽の線光を車体が反射し、その間隔がなにかの信号かのようのように見えました。


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