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2010.01.14
構成的欠如の埋め合わせ

きょうも昨日のように寒かったのだろうが忙しすぎて、寒さすら忙殺された一日。
失恋するとバイトをいれまくってた友だちがいたが、忙しいことはいろんなことを忘れさせるのだろう。
冬にお風呂につかってゆったり暖まって極楽だと思うと、家に帰っても身を暖める湯もないというある小説の一節をいつも思い出すのだった。
ラカンに関する引用。孫引き。
「精神分析においては、他者は個人とは関係なく、自律性をもったひとりひとりの自己が幻想として扱われる象徴体系として論じられる。他者とは現実を決定したり、私たちの選択を指図したりするようなものではなく、実現することのない約束を介して構成的な欠如を乗り越える構造である。すなわち他者は、もし受け入れられて利用されないと、自己と社会に悲劇的な結果をもたらす、ある種の欺瞞を介して働くのである。」
まわりくどいがとてもとても重大なことが書かれている。
芸人は最下層の人間である。有吉
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