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2009.05.30
永遠!

京都の河井寛次郎記念館に昨年、訪れた時のこと。
平日に行ったためか客はまばらで、2階を自分ひとり独占状態でラッキーだった。
この記念館は京都の町中にありながら、主人の不在を裏付けるがごとく静寂が支配していて一日中いても飽きない。2階の間は特にオブジェのすべてが息を潜めているようで、扇風機の回転音だけがリズミカルに漂い、ネコがあくびをし、思わず「永遠!」と呟いてしまった。
京都にはこのような喧噪の近くにありながら永遠を感じてしまうようなポイントが各所にあり、ここで生まれ育った友人を心底羨ましく思うのだった。
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