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虎だにゃあ

虎です。放たれてます。





正月の静かな静かな朝を迎えると、いつも啄木の詩をおもいだす。

何となく、今年はよい事あるごとし。元日の朝、晴れて風なし


すこし風はあるものの、気持ちよく晴れた一日だった。
たしか啄木はこの歌を相当悲惨な状況で書いたのではないだろうか。病気とか貧窮とか家族問題とか。

大晦日の一日の空気は、みな新年がくるのを待っているかのような感じがあふれているような気がした。
大晦日やお正月を過ごす心象風景は江戸とかもっと前の日本人はいまと変わらないものがあったのではないのかとふと思った。ただただ年が明けたといことで、めでたい一日なのだった。


どこかからか聞こえてきた除夜の鐘に身を清められる。
正月の静寂さを壊さぬよう静かに歩き、快晴の空を眺める。
何となく、今年はよい事があるように思えてくる。


雲は天才である。石川啄木



新年の挨拶が遅くなりましたが、
明けましておめでとうございます。
今年もよい事が皆さんにありますように。


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