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2009.11.25
きょうの光線日記

夜行バスの深夜。たえず震動に翻弄されながらも、カーテンの隙間からもれる光線に魅せられ、独り起きながらにして夢を見ている。思索を誘う光線が真っ暗な車内を瞬間、瞬間に突き刺し貫いていく。いろんなものがスクランブルされる。過去とか意思とか、疲労とか。でもそれが、とてつもなく心地よい。
光にたいしてわれわれは常に無防備で受け身で貫かれているほかない。
きょう、夕方に市役所に行ったら、広いフロア全面に琥珀色の夕陽が差し込んでいて、それに誰もがみな等しく晒されていて、この「晒されている」感というか、パッシブな感じがたまらなくいいなと思って、そのフロアを長い時間眺めていた。
ブログはなるべく変化に富んだものを書こうとしているけど、もし毎日同じ記事を書いていたら狂人と思われるだろうかとか考えてみた。
まあ同じ記事ではなくとも、同じ内容をめぐってのことを毎日書きたいなあと思っている。でもこれがむずかしい。
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