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2009.11.12
Goin' Crazy

YouTubeでおなじ音楽をいろんな人が歌っているのを続けて見ていたら、なんだか熱いものが込み上げてきた。うまいとか下手とかもはや関係ない。
歌うこと1
音楽はなぜいとも簡単にピースという概念と直接的に結びつくのだろうか。
ジョン・レノンよりずっと前からそうだったにちがいない。
歌うこと2
やべぇ、泣けてきた。
銃をもつ手を萎えさせるなにかが、ここにはある。
YouTubeの投稿動画に心を奪われている。
個と個。国とか時間とか関係なく。現前し続ける夢。
それに心を奪われている。
なんでもありなんだ。
途中、おとんの闖入に吹く。
歌うこと3
話はズレるが、おとん(?)の闖入に「運命は完璧に決まっていて、かつ同時に完璧に自由である」という甲野善紀氏の言葉を思い出したというか、閃いた。おとんがこの部屋にこのタイミングで闖入することは地球の歴史が始まる前から決まっていたにちがいない。けれどその決まっていることに対して、われわれは自由なのだ。たとえ、予知という形式で知ることとなっても自由なのだ。これはぱっとした閃き。甲野氏の言うように体認したい。
どうでもいいけど、歌が始まる前奏のときのあの待っている時間ってなんだろう。なんかとても大事な時間が流れているような気がする。
みなで歌を歌えばいいのだ。
だいたいこのブログを書き始めて1年が経って、カウンターも2000を超えた(最初からカウントしてたわけではないけど)。
見ていただき、コメントしてもらったり、拍手してもらったり、ありがたいです。1年前のどうしようもく虚空に向かって言葉を放っていた感触を思い出す。ブログを書かなかったら死んでいたかもしれない。
まあ、でもこういうものはやっぱり10年くらいは続けたい。変化こそが正義だと言ったのはどの哲学者だったか。いやダーウィンか。自分がどういうふうに変化していくのかが楽しみで書き続けています。言葉や写真は思いもかけないところまで運んでくれる。導かれること。村上春樹氏が自分は書きたいものがなかったからよかったと書いていて、それにはすごい納得する。自分がふと現象に永遠をみたり、面白がったりできることに感謝したい。
今日も一日冷えていて、からだが内側に折り畳まれるかのように寒さから身をまもろうとする姿勢をとってしまう。おもわず車中の暖房をいれる。思索を誘う冬がはじまった。
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