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suji

自分の関心の系は広い。哲学、宗教、映画、農林業、身体、経済、文学、デザイン、環境、、、。
でもこういうカテゴリーは後付けであまり意味がない。
すべては今、考えている世界の通念を覆す、考え方、方法というものにつながっている。
僕は10代の頃からできるだけ、世界の通念に従うまいとして行動してきたつもり(そうとしか生きられなかったとも言える)。それはしんどいが、嘘はなかったし、間違いではなかったが、多くの人に迷惑もかけた。
棋士の佐藤康光が将棋を知れば知るほどその深淵に驚愕してしまうことを、
「なんで将棋みたいなものがこの世に存在してしまったのだろうか」という表現で語った瞬間。
あるいは武術家の甲野善紀が『剣の思想』でこう語る時。
「勝つことの意味を変え、敵手を説得する「太刀(かた)」の価値を創造し、下克上を超える晴れやかな生の肯定をもたらしたということです。私が稽古する刀法は、このような一人の人物を明確にその起源をもっています」
世界のツボを知りたい。ギリギリのところでなんとか自分を肯定し、世界のツボを見開く。
その言葉は、どこに書かれているのだろうか。
どこから聞こえてくるのだろうか。
確かドゥルーズが「前方への逃走」と言っていたっけ。
1mすら先は見えないけど、前方にしか世界はひろがっていぬ。
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