| Home |
2009.10.16
サブタイトル
このブログのサブタイトル「Sauve qui peut(生き残れよ)、だれひとり例外なく。」って、訪問者履歴とかプロフィールに使われたりするので、結構目立つことに最近気付いた。
ということで、このことばの説明を。
僕の大好きなフランスの映画監督のジャン=リュック・ゴダールの作品に「勝手に逃げろ/人生」という傑作があって、その原題が「Sauve qui peut (la vie)」なのである。ここではSauve qui peutは「勝手に逃げろ」と訳されているが、僕は意訳して「生き残れよ」としたい。
このSauve qui peutという言葉はどういう状況で使われるかというと、船が沈没するなどの危機的な状況で船長が部下の船員に向かって発する言葉らしい。
おそらく船員組織というものは強力なトップダウン式の命令系統で動いている世界なんだと思う。その命令系統のシステムが非常時に解除される際の言葉、号令として「sauve qui peut 」というのがあるのではないか。
もう命令はしないから、各自の才覚、各自の判断で生き延びてくれよというメッセージ。
たしかに沈没などの非常時においてはいちいち命令などできないし、場面場面での対応など個人に判断してもらうしかない。
こういうスイッチの入り方というのが、フランスの船員たちの世界観に、命令系統の外に広がるものとして(マニュアルや約束事の外として)はっきり認識されているのではなかろうか。
いまを自分は非常時と考え(まあ平常時などないのかもしれませんが)、各自の才覚で生き延びること、そういうことをクリエイティブと呼びたいと思うし、また自省の意味をこめてサブタイトルにしています。船が沈没しても、みながひとりずつ各々の発見した方法でやり方で、誰一人例外なく生き残ってほしいと思います。

ということで、このことばの説明を。
僕の大好きなフランスの映画監督のジャン=リュック・ゴダールの作品に「勝手に逃げろ/人生」という傑作があって、その原題が「Sauve qui peut (la vie)」なのである。ここではSauve qui peutは「勝手に逃げろ」と訳されているが、僕は意訳して「生き残れよ」としたい。
このSauve qui peutという言葉はどういう状況で使われるかというと、船が沈没するなどの危機的な状況で船長が部下の船員に向かって発する言葉らしい。
おそらく船員組織というものは強力なトップダウン式の命令系統で動いている世界なんだと思う。その命令系統のシステムが非常時に解除される際の言葉、号令として「sauve qui peut 」というのがあるのではないか。
もう命令はしないから、各自の才覚、各自の判断で生き延びてくれよというメッセージ。
たしかに沈没などの非常時においてはいちいち命令などできないし、場面場面での対応など個人に判断してもらうしかない。
こういうスイッチの入り方というのが、フランスの船員たちの世界観に、命令系統の外に広がるものとして(マニュアルや約束事の外として)はっきり認識されているのではなかろうか。
いまを自分は非常時と考え(まあ平常時などないのかもしれませんが)、各自の才覚で生き延びること、そういうことをクリエイティブと呼びたいと思うし、また自省の意味をこめてサブタイトルにしています。船が沈没しても、みながひとりずつ各々の発見した方法でやり方で、誰一人例外なく生き残ってほしいと思います。

| Home |