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書店に行くと来年の手帳がもう並んでいる。カレンダーさえ。
12月くらいにならないとまだ買う気がしないなあ。

自分はデルフォニックス社製の手帳が一番使いやすくて、
毎年色とかサイズは違えど、このメーカーのものにしている。
とにかく書き込めるスペースが多いのがいい。
慣れてくると他の手帳が使いづらいものになってしまう。

手帳を買うとワクワクするのはなぜだろう。
特に埋めるべきスケジュールなどないのだけど、
手帳の白さと未来への期待が連動するのだろうか。

自分の手帳は写経のようにいつも文字で埋め尽くされている。
他人の言葉を引用したり、瞬間的に思ったことを書き記したりしている。
どこまでも観念的な人間だと思う。
悩みの多い年ほど、多くの文字で埋め尽くされている。

(一度、手帳を落として紛失したことがあって、これを見た人はさぞかし驚いたことだろうと思う。)



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日常でなにかを感じたり、ひらめたりしたことは、
そのままにしておくとたいてい忘却のかなたにいってしまう。
そういうものを手帳が拾っていっている。

忘れるからといって重要でないとは思わない。
脳が重要じゃないと判断したことは、間違っているかもしれない。

このブログもそんな脳から消去されるようなことを
書いていきたいと思っている。

パラパラと今、過去の手帳をめくると、琥珀のように輝いていることばたちを容易につかまえることができる。オープン・ソースということで、自分が書き留めた手帳の中の言葉もこのブログでこれから書いていこうと思う。

「心の中でいいなと思ったら口に出せ」

「あらかじめ下絵を描いた計画に基づいて学ぼうとするものは先駆的に知る力を自分自身の手で殺している」

「大人がつねに自分の未熟を恥じる文化からしか、子供を成熟に導くメカニズムは生成しない」

「あなたが従わなければいけないのは、あなた自身に対してなのだ」


もうどこから引用したのか、なにがきっかけで書きとめたのか、忘れているけれど、でもそれは書き留められ、自分の言葉なのか、他者の言葉なのかも、わからないものも多くあるけれど、それは確かに書き留められた。


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