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2008.11.14
鈴の音からはじまる-2

飛騨護国神社は飛騨高山出身の「英霊」を祀っている神社である。
ウィキペディアを参照すると「英霊」の概念には様々な議論・論争があるようだ。
西南の役から太平洋戦争までの戦没者のこと。軍人限定なのか否か。
戦病死はどうなるのか、、等々。
いずれここに書く予定ではあるが、私はある経験をきっかけに
太平洋戦争に尋常ではないほどの関心をもつようになり、
その方面の戦記や手記などをよく読むようになった。
そこに書かれているドキュメントをまるで自分の体験であるかのように
読んでいた時期がある。
私にとって太平洋戦争は、過去の遠い歴史物語というよりも、
現在に直結する出来事で、多くの犠牲者の上に成立している現在という
感覚をぬぐえない。
飛騨護国神社は、自分の散歩道にあるので、よく参拝させてもらっている。
とくに何を願うわけでもなく、鈴を鳴らし、お賽銭を入れ、頭を下げるのだが、
その拝殿の前に巻物状になって広げられたものが置いてあり、それを見るたびに
いろいろな思いが去来するのであった。
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