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shizennou



昨日と今日にかけて長野県の安曇野にある舎爐夢ヒュッテを

見学した。見学の目的は自然農法の実際を見てみるためである。

自然農の実践者である福岡正信氏や川口由一氏の著作には馴染んでいたが、

実際にその畑を見るの初めてだった。

自然農の骨子は「耕さず、肥料、農薬を用いず草や虫を敵としない」であるが、

これがどれほど異様で困難なことかは、畑で野菜を育てたことがある者には

よく分かるだろう。

それが目の前で現前化されてあるのだった。

本当にやってるんだ…。

耕されていない土地に、草茫々の中に、野菜が競り勝って

成長している…。しかもその野菜の有様がとても美しい。

ここのある研修生はこう言った。

「ここの畑に立っているだけで気持がいい」

「人為」が「自然」の反対語になってしまったのはいつのころからか。

自然に聴くこと、自然に沿うこと、自然に任せること。

そんな単純なことが、現代では爆弾であり、革命なのだ。


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