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mori dukuri


今、大企業はイメージ戦略のためCSR(社会的責任)推進室という部署を

設置し、低炭素化に向けて「森づくり」や環境問題に貢献しているところが多く見受けられる。(今ではあまり聞かれなくなったが、バブル期に企業メセナと称して企業が文化・芸術分野を支援するというのを彷彿とさせるある種のいかがわしさがなくはないが。)

森づくりを開催してきた私から言えることは、一般市民がイベントとして森づくりに参加して実際に現実的に森が形成される効果はあまりない。イベントは植樹したら終わりだが、人工的に植えられた苗木はその後の人の手入れがないと、ほとんどが枯れてしまう。そんな森づくりはポーズに近い。継続してアフターケアまで行う森づくりイベントは少ない。植樹後の手入れは「イベント」と称するには地味で達成感に乏しいが、本気で森づくりをやるならば、5年、10年と継続してやるべきだろう。

でもそんな活動でも無意味ではない。森づくりはポーズであっても、その活動により自分の生きている環境に向き合う「人づくり」が可能となるから。


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