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2008.12.09
物質と精神

昔、大学の教授が「新しくできた校舎で講義するのは、自分の声が壁に浸透しないから、やりにくいんだ。自分の声が浸透するようになるまで10年はかかるよ」と言っていた。話は一見、神秘的だが、言っていることはすごくよく理解できた。
故郷に次々とできる新しい道路や大型店舗を見るにつけ、自分が故郷だと思っていたものが遠ざかっていくのを感じる。新しくできていくものに、自分が移入できない。
ノスタルジアにすぎないのだろうか?
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