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2008.12.12
労働のよろこび

労働は本来、満ち足りたそれ自体で楽しいものではないだろうか。労働は金銭以上のものを与えてくれる。藤本敏夫氏が、日本のレジャー産業の発達は日本人が労働の楽しさを喪失してしまったからというような主旨のことを言っていたが、農作業なんかすると、そこに労働の素朴な形態を見出してしまうので、昨今の労働のあり方を考えざるを得ない。たとえば宝くじが当たって、働かなくて済むようになったら、それが本当に幸せか。
農家に休日はないが、そもそも休日という発想自体がおかしいのかもしれない。ある宮大工の棟梁が「仕事をしている時が一番リラックスしている」と言った言葉が忘れられない。
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