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2008.12.15
オリジナルを脅かす
織田裕二のモノマネをする山本高広に織田裕二がクレームを出しているとのこと。
山本高広を初めて見た時に、あっと思ったのが、似ているから面白いという旧来のモノマネではなく、その微妙な似ていなさに笑えたことだった。体型といい、顔といい、声といい、どこかホンモノと重なる部分もあり、全然違う部分もあり、でもそれがどこらへんなのか明確にできないうちに笑ってしまう。笑わされてしまう。
織田裕二がクレームを出したのは正しいかもしれない。
僕にはもうオリジナルの織田裕二のイメージが曖昧としたものになってしまっている。山本高広はモノマネというもの、モノマネをするということの本質を変えたのだ。
山本高広のモノマネにとってオリジナルの織田裕二はもはや不要なのだ。それがオリジナルとの共存共栄を可能にした過去のモノマネとは一線を画している。
改めて言う。クレームを出した織田裕二は正しい。
織田裕二を見ると逆に山本の道化に見えてしまうから恐ろしい。
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