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2008.12.23
新生

太陽の運行と同期すること。
おとといあたりが冬至でいわゆる昼の時間が一番短い。陰極まるとも太陽の死とも言う。太陽の死?古神道やインディオなどのアニミズムを基本とする考え方では、太陽は時事刻々と変容生成するものとして捉えられ、例えば朝の太陽と夕方の太陽は全く別物で朝の太陽のみ肯定的に捉えられている。一年を通しても太陽は生まれ、成長し、死をむかえ、そしてまた再び誕生する。(食べ物は旬のものをいただくべきという考え方はこの太陽の変容と密接に関わっている。ハウス栽培で季節を無視した野菜を採るのは自然から離れていく行為で、旬なものを一番美味しく感じるのは身体が自然の一部だから)
そして太陽は冬至を過ぎた今日に新しく生まれ変わるという。正月に「おめでとうございます」と声をかけ合うのはこの新しい太陽を祝しているのだろうか。また今日が天皇誕生日なのは偶然なのだろうか。
太陽の運行に合わせて生きることが人間にとっての「自然」であるが、日の出日の入りすら見ることが難しい中、どう太陽と関係していけばいいのだろうか。
まあ、とりあえず今日の太陽の再誕を祝うとしよう。
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