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電気というものはどこまで必要なのだろうか。

現代を「明るさの文化」と評し、その虚妄性を語った作家がいるが、

どこまで昔の生活に戻れるかは別として、石油の枯渇が明らかになっている今、

考えなければならない。

僕自身は暗闇が好きで、エコ・キャンドルナイトなど闇を楽しむイベントはもっと多彩に考えられていいと思う。

原発はそこで働く、労災認定されずに闇に葬られていく「被爆労働者」なしには成り立たないという恐ろしい産業で、

もっとこういうことはキチンと報道されて、電気がもたらす「明るさ」というものを考えないとまずいだろう。

本当にわれわれは人間として自立して生きているのか。すでに与えられている当たり前ともなった「明るさ」を糸口に真摯に向き合う必要がある。累々たる犠牲者の上に成り立つ明るさの文明が、持続可能か。


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