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2009.03.01
縮小経済における生
春の四季の色が土手に広がっていたので思わず携帯写真を撮る。
与党も野党も企業もマスコミも相変わらず、「成長、成長」と成長を前提とした
社会を与件として、政策や計画を立てているが、この発想そのものが破綻の源であることに
気づかないのだろうか。誰も資本主義社会における縮小経済ということを学んでいないのだ。
経済成長がマイナスすると深刻に大事件のように、マスコミは報道するけれど、だいたい普通に考えて、毎年毎年成長するわけがないではないか。
国家も成熟して老いていくのだ。中年を過ぎても背が伸びるなんて気持ち悪い。
100年後の日本の人口は5千万人を割ると言われている。もう成長なんてあり得ない。成長をモデルとした社会政策など、破綻するだけだ。
マイナス成長を前提とした、幸福や正しさといったものを、資本主義のシステムは取り込むことができるか。こういったことを堂々と語れる政治家が日本に現れるのに、あと10年はかかるだろう。今がチャンスなのだが。

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