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2009.09.26
酔狂の夜に引用す

ずいぶん呑んでしまった夜。
社長から高価な酒を奢られる。
高級なお酒は酔い方もまた高級で、
体の芯からじっくりと酔わせてくれる。
発泡酒の酔いはつくづく雑だと思う。
自分は酒は強い方ではなくて、体調によっては蕁麻疹みたいなのが
出ることもあるけど、高級なお酒は快調に呑める都合よくできた身体。
酔っての帰り道。
鈴虫が度を越したように鳴いているというか、叫んでいる。
酔った耳で聞くと、確かに鈴の音のように聞こえた。
今日は好きな言葉を引用して深く寝よう。
「人間であることのくるしみをくるしみとしながらも
くるしみがそのままでそこからの解放であるような音楽」
高橋悠治
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