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2009.04.29
世界の彫りの深さの陰影

なにに現実感を感じるかは、人それぞれ。
女性は現実的、と言ったりするが、男性にとってロマンこそが現実だったりする。
現実に現実感を感じない人がますます多くなるだろう。
ネット社会に強いリアリティを感じたり、ゲームこそが真実だったりもする。
宗教やUFOのほうがはるかにリアルかもしれない。
なぜ「現実」はかくも薄っぺらいものとなってしまったのか。
ひとつ思い浮かぶモデルが土壌で、土壌は外から何らかの堆肥を施さなければ、時間の経過とともに栄養が流れ出て貧しい土となってしまう。「現実」もそれと同じで、外から何らかの更新の補てんがなければ枯れていってしまうのではないか。昔の祝祭はこれに値するものだったのではないか。それは命懸けの諏訪大社のような祝祭。「現実」を一旦壊すかのような狂騒。
そのなかでもう一度「現実」を捉えなおす。
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