| Home |
2009.09.15
焦点の外へ

ピンぼけが好きで、フォーカスをずらして撮ったりする。
ピンぼけの質感は、自分にとっての記憶の中にある風景の質感に限りなく近い。
安堵感さえある。
これだったら、きつい感じのあるデジカメも、まあなんとか悪くないものに。
身体は人間に残された数少ない自然の一つ。
20代の持病のない女性が新型インフルエンザで亡くなったという。
この秋から冬にかけて恐ろしいことになりやしないか。
日本の病院はすぐに薬を処方しすぎる。
麻薬とかに限らず、医療でも薬天国だ。
風邪とかでも抗生物質なんて簡単に処方するけど、あんな劇薬は簡単に飲んではいけない。
ヨーロッパなんかめったに処方されないらしい。
抗生物質は生きるか死ぬかの瀬戸際で初めて使われるくらいの薬だ。
服用してあっという間に効く薬ほど恐ろしいものはない。
毒を毒で制しているのが薬の本質。
そもそも病気になるにはそれなりに身体にとって必然性があり、
病気というのを薬で簡単に退治したり撃退してはいけない。
たとえば、ガン細胞というのは熱に弱く、
今の人は熱が出るとすぐ薬を飲んで冷まそうとするが、
せっかくのガン細胞を殺すチャンスをみすみす逃している。
身体は信じがたいほどの精妙さで、そのシステムを保っている。
身体が崩壊しそうな時、あえてバランスを崩す(病気になる)ことで、
以前以上の身体のバランスを得ようとする。
薬の濫用はこうした身体の精妙さへの絶縁に他ならない。
日本は抗生物質の濫用で、薬に抵抗を持つ菌がたくさんいる。
新型インフルが突然変異して、殺人ウィルスになりかねない。日本だけ。
若い人ほど危ないらしいので、みなさんご注意を。
| Home |