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2009.09.08
血潮のような

朝、ゴミ出しで外に出ると、もう寒いというところまで気温が下がっていた。
庭の野菜づくりは終わりをむかえようとしているが、フルーツトマトだけは爛々と実って熟していく。
緑色ではなく茶色が支配しようとしている季節に、鮮血のようなトマトの実がなっていた。
赤という色の印象を更新させられる、激烈な赤。
今日は朝から強風。
こんな日の雲はいつもと違う形のものが見られるので空を見続ける。
別府湾の海の波頭が白く点々とうねり、いつもと違う光景に少しテンションがあがる。
しかし風の強い日はコンタクトレンズをつけているので、目に砂埃が入り半端なく痛い。
砂嵐吹き荒れる砂漠を進むラクダは、ただただ涙を流し続けることによって、砂の痛みを緩和しているという。そんなことを思い出して涙を流し続けるが、やはり痛い。
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