| Home |
2010.12.31
私には、他にどうすることもできない

ありえない形に庭の草々が風になぎ倒されている。
ちらほらと雪も降り始めた。
正月はやはり晴れて風なしが一番いいのだが。
完璧な夕日が窓に当たっている。
こうしてみると、窓が汚れているのに気づいたが、見なかったことにする。
今年を振り返るも12月中のことしか思い出せないので、
手帳をめくってみると、映画とテクストへの新たなる開眼があった。
もう少しで死んでいたような体験もあった。
仕事も充実していたように思われる。
たくさんのご訪問に感謝です。
ブログを見てる人も見てない人もみなさまよいお年を。
佐々木中『切りとれ、あの祈る手を』を年末に読めたのはすばらしい革命だった。
熱情がわがたましいに宿った。
たとえば、付箋したところ。
「何故われわれはこのように文学を貶め、文学部を大学から追放しようとしているのか。何故文学者みずからが文学をこれほどまでに蔑んでいるのか。それは、まさに文学が革命の潜勢力を未だ持ち続けているからです。だからこそ、彼らはそれに怯えているのです」
スポンサーサイト
2010.12.14
今だ

夕刻、玄関を出たらシチューの匂いがどこからともなくした。
蝶の幼虫はやがてさなぎになる。
あのさなぎの固い殻の中はどろどろの液体であるらしい。
一度液体になってしまうなんてなんと素敵なことか。
人生を道で喩えることに限界を感じる。
カメラのフラッシュのように、その場その時限りでの閃光のようなものであってよい。
「無神論とは聖職者にしか担えない」ジャック・ラカン
去る事ができないでいる空気と
自分にとって宅建とか社労士といった資格について勉強することはとても不真面目なことだ。
写真を撮ったり、映画を見たりすることが真面目。
| Home |