fc2ブログ
のれんに腕押し


木の看板ではないが、年季が入りまくったのれん。
たしか醤油屋だったような。
さわったらごわごわしていた。


DVDの宮崎駿の思考過程全5巻をついに見終わる。
終わり方のあっけなさがよかったな。
あれだけ制作途中に何度も何度も手直ししていて、完成試写でさらに「しまった!と思ったところが何カ所もある」と言っていた宮崎駿の厳しさはほんとに頭が下がる。彼が偉大すぎて、後進がスタジオジブリから育っていないのが残念というか無念だ。人を育てるのはほんとに難しい。


ある会社でのある上司のいるチームに所属した新人たちは皆、病気になったり会社を長期欠勤して辞めていったりした。もう7、8人は辞められたところでその上司は解雇となったようだ。fukashiさんはそのチームではなかったこともありその上司とは割と仲が良かったが、とにかく部下には厳しく、ついていけない者がほとんどだった。彼の仕事への厳しさは理解できたけど、彼の理想を共有できるものは誰もいなかった。どうすればよかったのかfukashiさんにもわからないが、理想というのは人を潰すことだと痛いほどわかったのは後になってからだった。登山のリーダーは疲れないとは名言だと思う。前衛を歩ける者はただ独りで、後からついていく者は辛い。リーダーはこんな道もあるこんな道もあると、自分の歩いている道とは別の道でゴールすることをそれとなく指し示してやることが責務ではなかろうか。でも実はリーダーにさえゴールは分かっていなかったのだと、ということも後になって分かったことだった。



Secret

TrackBackURL
→http://1000plateaux.blog40.fc2.com/tb.php/477-dbc9ff4b